みなさま、ごきげんよう。大ジョッキ麗華ですわ!
わたくしは、令和のネット界に生きる「貴族系お嬢様」キャラクターとして、YouTubeの世界に降臨いたしましたの。
とはいえ――この“お嬢様スタイル”が自然発生的に生まれたわけではありませんの。
キャラを使った動画運営には、見えない“裏側”の戦略と工夫が山ほどありますわ。
今回は、そんなわたくしのキャラクター運営の裏側を、そっとご紹介してまいりますのよ。
1. なぜ“お嬢様”だったのか?
まず最初に決めたのは、「どんなキャラで勝負するか?」という点でしたの。
インターネットにはすでに、
- 解説系の賢そうな方々
- ゆるキャラっぽい癒し系
- ちょっと過激な毒舌キャラ
- ゆっくり解説
がたくさん存在しておりまして、
正直、普通のテンションで普通の解説をしていても埋もれてしまうと思ったのですわ。
そこでわたくしは、自らの中に眠っていた“お嬢様成分”を全開に解放し、
「ギャップ」と「品格」と「酒」を武器にして戦うことにいたしましたの。
中の人があまりお酒が強くないこともあり、お酒を飲みまくって強くなっていこうという
元々の動画コンセプトがあったのだけど、顔出しなどはあまりしたくないというかできない状態でしたの。
なのでキャラクターを作って「偽酒豪キャラお嬢様」というカオスな存在を作り出せたのですわ。
そして、このキャラ設計…実はChatGPT様と一緒に考えましたの♥
どの方向性なら「言葉が面白くなるか」「世界観が保ちやすいか」などを相談しながら、
“貴族なのに泥臭く努力する”という逆張りコンセプトが誕生したのですわ。
2. 世界観の整え方|決めている“マイルール”たち
キャラクターを長く続けるには、世界観の統一がとても大切ですの。
わたくし麗華様にも、いくつかの“自分ルール”を設定して、キャラブレを防ぐ仕組みをつくっておりますのよ。
【ルール1】庶民の世界を俯瞰で見下ろすスタンスを崩さない
基本的にわたくしは、“庶民”という存在を優雅に見守るスタンスでございますの。
たとえば「100円ショップで買ったグッズ」などの話題でも、
「まあ、庶民の工業力もなかなかやりますわね」などと、俯瞰かつ微笑ましく評価することで、
お嬢様らしい上品さを保ちつつ、ユーモアも演出しているのですわ。
また、SHEINやAliExpressで物を買う際も「まさに無駄遣いの極み」というものを買うようにしておりますの。
そうすることでお金持ちの道楽という感じが出ますでしょ?
【ルール2】崩しすぎない言葉選び
「ですわ」「ですの」「〜いたしますの」など、語尾はなるべくブレさせませんの。
動画台本を作る段階で、ChatGPT様と一緒に“お嬢様フィルター”を通して整えておりますのよ。
テンションが高くなるシーンでも、「マジかー!」とは言わず、
「それはちょっとびっくりいたしましたわ!」と変換して統一感を保っておりますの。
そのくせたまにしっかり中の人感がでてしまうところに人間味が見えると嬉しいなと思う今日この頃でしてよ。
【ルール3】“中の人”との線引きを明確に
わたくし麗華様は、あくまで人格とスタイルを持つ1つのキャラでございますの。
対して、“中の人”は――庶民の豚代表として、時に動画内で身体を張っておりますわ。
プラモデルを作ったり、失敗して指を切ったり、
庶民代表として泥臭く実験したり…そのような実働部隊がいるからこそ、わたくしは優雅でいられますの♥
このバランスを意識することで、
「ネタキャラで終わらず、リアルな実践と結びついたキャラ」になるよう心がけておりますわ!
また、今後の展開として庶民の豚代表にご飯を作らせたり、筋トレや脱毛をさせたりと、
「結局中身はおっさんなんやないかい!!」というツッコミをしていただけるような企画を考えてますの。
3. “中の人”の出し方と線引き
動画を作るうえで欠かせないのが、「誰がどこまで話すのか」問題でございますわ。
わたくし麗華様と、“中の人(庶民の豚代表)”の役割は、明確に分けておりますのよ。
キャラで話すこと:エンタメ・俯瞰・コメント
わたくしが担当するのは、
-
動画のメインナレーション(ゆっくり音声)
-
庶民文化への優雅なツッコミ
-
「この程度で苦しむなんて…♥」という余裕ある態度の演出
いわば、“物語の語り部”であり“貴族の視点”そのものですの。
中の人が担当すること:実験・制作・泥臭さ
一方で、庶民の豚代表である“中の人”には、
-
実際に商品を試す
-
プラモデルを作る
-
ミスして反省する
など、動画のリアリティとドタバタ要素を担当してもらっていますの。
あくまで動画を作成しているのは庶民の豚で、それを見て楽しんでいるのがお嬢様たちという形ですわ。
キャラとリアルの“掛け合い”が魅力になる
中の人が必死に作ったプラモデルを、
「ふむ…よくできてますわね。庶民にしては上出来ですの」などと評価したり、
トラブルが起きたら「豚がまたやらかしましたのよ♥」と、ちょっと冷たく突き放すのがポイント。
この“演者と制作者のユニット感”が、
視聴者の方にとっても親しみやすく、そしてクセになる構造となっておりますの!
というかそれを狙いにしながらやっておりますが、まだ四苦八苦している状態ですわ。
まとめ|キャラはコンテンツ、でも“人”の熱も必要ですの
キャラを演じること、キャラで語ること。
これは“コンテンツの武器”でございますわ。
けれども、そこに“中の人”の熱や実験、失敗や工夫が重なることで、
はじめて「あ、このチャンネルおもしろいな」と感じていただけるのですの。
今のところは見て下さっている方々もこの形を受け入れてくれておりますし、
流石に中の人が本当にかわいいお嬢様だとは思っていないとは思いますわ(笑)
麗華様と庶民代表。
この優雅と汗のタッグこそが、YouTubeを支える黄金の構造なのでございますわ♥